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2024越前大野名水マラソンで雪の利活用をPR

カーボンニュートラル推進本部(以下、CN推進本部)では、特に豪雪地域で厄介者とされている雪を冷熱として利活用する研究に取り組んでいます。その一つとして、CN推進本部 鈴木遥介 特命助教、工学系部門建築建設工学講座 寺﨑寛章 講師は、効果的な屋外雪貯蔵方法を検討するために、福井県内でも豪雪地域として知られる大野市和泉地区にて2024年の2月に造成した100トン程度の雪山に断熱シートを被覆し、屋外雪貯蔵実験を実施しています。

この度、雪利用や本研究の取り組みを周知するために、CN推進本部では「2024越前大野名水マラソン」において大野市 環境・水循環課、同 スポーツ推進課、国立大学法人長岡技術科学大学 雪氷工学研究室、株式会社SnowBizのご協力の下、実験で保存した雪を用いた雪体験イベントを実施しました。本イベントでは雪を用いたスポットクーラーでエアーテント内を冷房したり、テント出入口部に雪と触れ合えるコーナーを設けたりして、ランナーや応援に来た方々に雪の冷熱を体感いただきました。当日は快晴となり、特にマラソン後のランナーの方には大変好評で、ゲストランナーの野口みずき氏(アテネオリンピック金メダリスト)にも「この時期の雪はとっても珍しく、冷房の風も気持ちがいい!」との嬉しい感想をいただきました。体験後のアンケートでは、「若い人たちのアイディア・実行力が地球環境の悪化を防ぐ!頑張って続けて研究してください!」など、多くのご意見をいただき、たくさんの方々に雪利用やその研究に興味を持っていただけました。

CN推進本部では今後も豪雪地域における雪の利活用に関する研究を行い、福井発の技術を創出し、地域に根差した自然エネルギーの活用を産学官民連携により促進してまいります。

1. 屋外雪貯蔵実験(2024年2月時点)

1. 屋外雪貯蔵実験(2024年2月時点)

2. 実験現場における雪の切り出し

2. 実験現場における雪の切り出し
(2024年5月時点)

3. 越前大野名水マラソンにおける雪イベントの様子

3. 越前大野名水マラソンにおける
雪イベントの様子

4. 雪の利活用や研究のPR

4. 雪の利活用や研究のPR

5. 雪をさわる野口みずき氏

5. 雪をさわる野口みずき氏

6. 野口みずき氏(右)と末CN推進本部長(左)

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